キャンピングカー生活を始めてから、夫の趣味がどんどん広がってきました。その中でも特にハマったのが「釣り」。これは私にとっても大きな変化でした。
キャンピングカーという自由な移動手段のおかげで、全国の釣りスポットにも気軽に足を運べるようになってます。でも私自身は釣りをするわけではなく、夫が釣り上げた魚をキャンピングカーで料理して「キャンピングカー飯」を楽しむのがすっかり定番になっています。
元々エンジニアで、料理もしなかった夫。今回はそんな夫がなぜ釣りを趣味とするようになったのか、まだキャンピングカー生活の中での思い出の釣り体験の紹介です!
キャンピングカー生活で釣りが趣味になった?
キャンピングカー生活を始めてから、
最初に驚いたのは夫が釣りに凝り始めたことです。

もともと家にいるときはインドア派だった夫が、海や川を見るたびに「ちょっと投げてみようかな」と言い出すようになりました。釣りの事を全然知らない私からすると「何を言ってるんだろう」と意味が分かりませんでしたが、これが釣りの事だったんですね。
でもキャンピングカー生活では自然が本当に身近に感じられるので、「釣り」へと結びつきが早かったんでしょう。最初は「片付けとか面倒そうだし、道具も沢山だし大きいし...」とイメージだけで渋い顔をしていた私ですが、キャンピングカーって収納が意外と広いんです。
いや、広いというか、私のたっての希望で収納を大きくしてるんですが、それが夫の趣味にも大きな利点をもたらしました。
釣り竿やクーラーボックスを簡単に車内に積み込めるので、これが全然邪魔になりません。それに釣った魚をその場で調理して食べられるのは結構楽しい!特に夫が釣った魚を焼いたり煮込んだりして、ちょっとした「キャンピングカー飯」ができるときなんて私のほうがワクワクしてしまいます(笑)
私も誘われて一緒に釣りをすることもありますが、どちらかというとキャンピングカーの中でのんびりしているほうが好きかもしれません。
海や川の景色を眺めながら魚の引きを待つ時間もなんとも贅沢ですが、釣り具の準備をする夫を横目にコーヒーをいれたり、お気に入りの本を読みながら待っている時間も更に贅沢だと思います。
(何か頭の中でドラマや映画のワンシーンが再生される私(笑))
そんな風に夫も待ってると、釣り場から「見て!これ!」と大きな声で飛んできます。顔を出してみると釣り上げた魚を誇らしげに見せつけるんですよね。そのドヤ顔が子供みたいで可愛くて(笑)。
最近では地域地域で「釣りスポット巡り」をテーマに旅をすることも増えてきました。キャンピングカーだと泊まる場所の自由度が高いので、例を挙げると、茨城県の大洗海岸や涸沼川などでは釣りをしながら夜を過ごして次の日は移動。そしてまた別の釣り場に行くみたいなことが簡単にできてしまいます。
最初は「どうせ一時的なマイブームでしょ」なんて思っていましたが、夫がこんなに楽しそうにしていると私も嬉しくなり、つい応援したくなります。おかげで夫婦の新しい楽しみ方が増えましたし、これもキャンピングカー生活ならではの経験だなと感じています。
思い出の釣り体験:海釣り編
キャンピングカー生活を始めてから、
釣りが我が家にとっての新しいリフレッシュ方法になりました。

ここではキャンピングカー生活の中で経験した、印象深い釣りの思い出を少しご紹介です!
キャンピングカーでのお泊まり釣り旅行
一番心に残っているのは、夫と茨城県の大洗海岸に出かけた時のこと。
釣りの後はキャンプ場に行く予定だったんですが、夕日が海に染まり頬を優しい風が通り過ぎ、釣り人たちの静かな活気が自然に伝わってくる、といったような感じで雰囲気が良すぎて「もう少しゆっくりしたい!」と二人で意見が一致。
結局そのままキャンピングカーで泊まることにしました。
キャンピングカーの中で温かいスープを飲みながら、外から聞こえる波の音に耳を傾けると、本当に心が落ち着くんです。
そして翌朝、ふと目を覚ますと夫が「見て!これ大物だよ!」と笑顔全開でさばいている姿が。どうやら早起きして一人で釣りをしてたみたい。(あんたは子供か)
釣りたいと言っていたスズキが見事に釣れたんです。
その場で近くのスーパーで材料を買い足して、夫がスズキのポワレを作ってくれました。これがまた最高に美味しくて感動。
食べる前から「この魚は自分たち(夫ですけど)が釣ったかけがいのないもの」なんて思うだけで、味が何倍にも感じられるのが不思議ですが、夫の全開な笑顔と料理のおいしさから今での凄く印象に残っています。
地元の人たちとの交流も楽しみ
釣りをきっかけに地元の人と話す機会も増えますね。
ある時、大洗海岸の堤防で釣りをしていたら地元のおじさんが近寄ってきて「ここで釣るなら、あっちの反対側の方がいいよ」とこそっと教えてくれました。
「え?そうなの?こっちが釣れると聞いてたのに...」なんて最初は半信半疑でしたが実際に言われた通りの場所でやってみると...夫がアジを次々釣り上げて大満足。
やっぱり地元ならではの知恵というか知識と言うか、すごいなと感心しました。
更にそのおじさん、近場で取れた新鮮な貝を分けていただき、早速夫がキャンピングカーで調理の腕前をふるいます。一緒に釣果を披露し合いながら食べるのは、何ともほっこりとした時間でした。
こんな風にキャンピングカーで巡る釣り旅は、単なるレジャーを超えて、人と人がつながる瞬間も楽しめるのが素敵ですね!
夫の釣りオタクぶりが加速!?
日を追うごとに夫の釣り熱もどんどん高まっています。
なんと「釣り×IoT」とかいう謎の言葉まで持ち出して、どうやったらもっと効率よく釣れるのかを研究中。さすが元エンジニアというところですが、以前も「魚群探知機が欲しい」と言い出し、キャンピングカーに備えたい三大アイテムの一つに勝手に追加していました(どうやって使うんだい、それ 笑)
そのおかげといことはないですが、釣り場所や潮の流れのデータを詳しく調べるようになり、もっとユニークな釣りスポットに行けるようにもなったんです。一緒に楽しむ私も「次はどこに行こう?」とワクワクしています。
誰かが趣味に夢中になるって悪くないですよね!
思い出の釣り体験:川釣り編
釣りは海だけでなく川の釣りも楽しみ。
お次は川釣りの思い出をご紹介です。

養老川での初めての渓流釣り
私たちが養老川に行ったのは、確か冬が終わり春が始まろうとしていた頃でした。千葉県の小湊鉄道沿いに位置するこの場所は、自然豊かでとても静か。
こんな場所に来たら、夫はもう当たり前のようにキャンピングカーを止めて釣り道具をセッティングしだします。
まぁこうなるよね、なんて思いつつ、私は周辺を散歩し、木々の間から差し込む朝日を楽しんでいました。キャンピングカーなら釣りのポイント近くで気軽に休憩できるのが良いですよね。
初めての渓流釣りとなり、大丈夫かな、なんて心配もあって川釣りでは一番印象に残ってますが、実際魚はさっぱり釣れませんでした。
「どうせ釣れないだろうな」なんて冗談半分で挑戦した夫でしたが、実際には最後の最後、ちっちゃな魚が釣れたんですよ。「ほら、釣れた!俺は釣りの天才かも!」なんて自慢げにする夫の顔、本当に忘れられません(笑)
利根川上流でアユ釣りに挑戦
本格的な川釣り体験としては、利根川でのアユ釣りになると思います。
利根川上流は流れが結構強いため、「ちゃんと準備して動いた方がいい」と言いつつあれこれ用意する夫でしたが、いやはや、これが大変でした(笑)。私もその時一緒にチャレンジするように!というお達しがあり一緒に釣りをした訳ですが、これがかなり大変。
魚影を目視で確認しながら釣るスタイルなので、普段ぼーっとしている私には結構難しいもので、でも逆にその分面白かったんです!
また私たちのキャンピングカーも大活躍!
楽しくもちょっと疲れて私はキャンピングカーにこっそり避難するわけですが、夫が釣りに夢中になっている間、温かいコーヒーを用意したり、「これ、食べたい!」と思って自分で焼いたパンをつまみながらゆっくりしていました。
夫はと言えば、その日二人分のアユを釣ることができて、夕飯は自作の「釣りたてアユの炭火焼き」。釣った魚をその場で料理できるのは、やはりキャンピングカー生活のとっても大きな魅力ですよね。
地元の人との思い出
これはやはり利根川近くのお話ですが、
釣りをしていたら地元のおじさんが声をかけてくれたことがあります。
「それ、キャンピングカーだね?いいな~。どっから来たの?」と話しかけられ、お菓子や漬物のおすそ分けをしてもらったんです!(食べものには弱い私(笑))
おじさんは地元の人だけあって隠れた釣りスポットを教えてくれて夫も大興奮。「え?あそこが?え?そうなの?」なんて大声上げつつ色々教えてもらってました。その後しばらく釣り仲間みたいな関係に。
キャンピングカー生活をしていると、こんな風に地元の人と交流できるのも良いところですよね。それからも「またここに来たいね」なんて夫と何度も話しています。
海釣りにしても川釣りにしても、ただ魚を釣るだけじゃなくて、自然の中での暮らしや新しい出会いを教えてくれるちょっと特別な趣味だと思います。
「キャンピングカーがなかったら、多分こんな風には川釣りを楽しめなかっただろうね」
夫は良くそんなことを言いますが、本当にその通りだと思います。
キャンピングカー生活で釣りの注意点、失敗談
キャンピングカー生活の中での釣りは楽しいことばかりじゃなくて、いくつか気をつけるべきことや失敗談があります。
それを最後にお話ししたいと思いますが、まず一番気をつけたいのは荷物。
まずは荷物を増やし過ぎないこと
キャンピングカーは荷物を積むスペースが広いのが魅力ですが、釣り道具をついつい増やしすぎてしまうんですよね。夫も最初の頃は「このルアーも必要だ」とか「予備のロッドもいるかも」なんて言いながら、次から次に持ち込んだ結果、車内が段々とごちゃごちゃになっていきます。
いつか言わなくちゃと思いつつ夫の嬉しそうな顔を見るとなかなか言えずに我慢してましたが(良い妻でしょ?)、でもとうとう少し怒り気味に「何のために積んだの!?これ、使ってるの?」など小言を言うまでに。
「え?」と少しギョッとした夫の顔。
それまでニコニコして様子を見守ってくれていた妻が、ある日突然ブスっとして小言を言えばびっくりもしますよね。でもそのおかげで今では「必要最低限の道具だけが一番」と気づいたみたいで、かなりスッキリした荷物で釣りを楽しんでいます。
下調べはポイント高い
それと釣りスポットの下調べも重要ですね。
ある時、芦ノ湖まで行ったものの、釣り禁止エリアを知らずに迷子状態に。
結局釣りどころか時間だけが過ぎてお互い微妙な空気に…。帰り道でようやく「ちゃんと計画しないとダメね」って夫と反省会をしました。
今では地元の人やキャンピングカー生活仲間におすすめの釣りスポット情報を聞いたりして、何かに迷うことなく楽しい釣りができるようになりました。
天候にもしっかり気を配る
また釣りは自然がお相手で天候もすごく大事です。千葉の養老川での釣りの時なんかは、急な雨に降られて大変でした。
キャンピングカーに戻ったら床が濡れてつるつる滑るし、私の靴はびしょ濡れ。夫は釣りどころじゃなく「次の雨予報は必ずチェックしよう」とずっとぼやいていました。それ以来、急な雨でも大丈夫な対策をしっかりしています。
どこでも気軽に行けるキャンピングカー生活だから、行く先の情報を調べたりするのは手を抜く場合も多いですよね。でも釣りに限っては事前の情報は天候含めてしっかりチェックしておくのがおすすめです。
何だかんだで失敗も多かったですが、そのおかげで工夫したり準備がうまくなったりと、私たちも少しは成長できたのかも。釣りは楽しいだけじゃなくて教訓もたくさんくれるんですね。
まとめ
キャンピングカー生活を通して釣りの魅力に出会えたことは、私たち夫婦にとって本当に新しい冒険でです。
好きな釣りスポットを目指して車を走らせ、自分たちだけの時間を楽しむことができるのは、キャンピングカーならではの特権とも言えますし、釣った魚をその場で料理できるのもアウトドア生活の醍醐味です。
ただ思った以上に荷物が増えるとか天気次第で計画が変わるとか、失敗や反省点も少なくありません。でもそんな少しのトラブルも振り返ればいい思い出。これからも「釣り×キャンピングカー」というスタイルで、のんびり趣味を楽しむ生活を満喫していきたいと思います!
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