日本一周は電気の節約が大きな課題!ハイエースのソーラーパネル活用、エネルギー自給自足の旅スタイル

キャンピングカー生活をしていると、誰もが悩むのは「電力の問題」でしょう。

特に私たち夫婦のように日本一周の長旅をする場合、いかに電力を効率よく確保するかが旅の快適さにとって、物凄く大きなカギになると思います。

そのために私たちが挑戦したのが「ハイエースへのソーラーパネルの設置」。

これがもう本当に生活を変えるほど便利だったので、今回は導入体験談を詳しくご紹介したいと思います!

キャンピングカーにソーラーパネルを設置してみた!

キャンピングカーにソーラーパネルを設置しようと思ったきっかけは、何といっても電力不足に陥るシーンが結構あったから。

ソーラーパネルを搭載したハイエース型キャンピングカーが舗装路に停車している様子
キャンピングカーにソーラーパネルを設置したイメージ。
より自由でエコな旅が実現できるようになるのだ。

車中泊生活を楽しんでいると、エアコンや冷蔵庫、スマホの充電など、電気を使うシーンってとても多いですよね。特に夏なんて猛暑を快適に乗り切るにはエアコンや扇風機などは絶対必要。かりに省エネで使うにしても電力は必要となるので、これが私たち夫婦の小競り合いによく発展してました。

私がソーラーパネルの話を初めて夫としたとき、夫は「エンジンや外部電源だけでも十分だろう」と言って全然乗り気じゃなかったんです。(お金がかかりますからね)

でも私は「あなただって電気が足りないなんてよく言ってるでしょ。太陽光発電を使えば、絶対旅が楽しくなるよ!」と猛プッシュ。

それでも夫は中々うんと言ってくれません。

「ソーラーパネルって高いし、設置も手間がかかるんじゃない?」とちょっと冷めたリアクションが返ってくることが多く、お金の話を出せば私が引き下がると思ってる節もありますね。

(ふふん、私は知ってるのだよ)

正直そんな時は「ケチ!」と思いましたが、ある日とうとう夫が詳しく調べてくれたみたいで、突然前向きに検討するようになったんです。

なぜかといえば、実はそのちょっと前に電気不足でネット会議が中断したことがあり、密かに真剣に考えだしてくれたみたいです。何やらネットで見つけた「RENOGY フレーム式ソーラーパネル」というものがあり、それがまた頑丈で性能も良さそうだったのが考え方を変えたポイントだったみたい。

また別記事でも紹介している友人のトム(アメリカ出身でキャンピングカー生活の先輩)に「夫がソーラーを全然検討してくれない」なんて愚痴を話すと、トムから夫に直接、

「ソーラー入れといた方が絶対いいよ。特に日本は電源確保しづらいし静かに充電できて、非常時に空得ることも出来るよね」

など、何かの話のついでに意識を変えてくれるようなメッセージが送られたようです。

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キャンピングカー生活は海外ではどんな感じ?日本との違いをアメリカの友人に聞いてみた!

私の言うことは中々聞いてくれないことも、トムの言うことは信じますので、ついに陥落して、その気になったというわけ。

その後は急にハイエースの屋根のサイズを測ったり、「ここにピッタリのパネル、あるかな~」など真剣な顔をしてネット検索していたり、そんな夫を見てみると、駄々こねてた子が急に素直になったみたいで、なんだか微笑ましくなりました。

お金もかかることから、前向きだった私も実は結構迷いましたが、結果的にソーラーパネルを設置して大正解!設置に至るまでのやりとりも、今では私たちのいい思い出の一つです。

太陽のエネルギーを活用できる毎日って、凄く快適であり素敵です。

ハイエースに設置するソーラーパネル選びのポイント

今ではキャンピングカーの快適な旅のためには、(私たちにとって)ソーラーパネルは欠かせません。

でも最初、どれを選べば良いのか全然分からず、私たちもかなり悩みました。ここでは私たちの愛車(ハイエース)へのソーラーパネル設置にあたって、夫婦で考えたことや実際の体験をご紹介したいと思います。

どれがいいの?二人で調べた結果

夫も気持ちも前向きになり、実際に行動に現れていたので「善は急げ」と二人でパネル選びへと進みます。でもこれがまた一苦労。

私は「軽くて設置が簡単なのがいい!」とか「見た目が悪くなるのはイヤ」なんて、特に見た目重視。

でも夫は「長く使うなら耐久性で選ぶべき」「電力効率が一番大事だろう!」という元エンジニアらしく機能重視(男性はこちらの方が多いでしょう)。

まぁ私たち夫婦はなんでもそうなんですけど、完全に選ぶ視点が違うんです。

夫がおすすめしてきたのが、RENOGYフレーム式ソーラーパネル200W。「最大1000Whなんて夢のようだ!」とか言うんですけど、私は重そうだし屋根にどう固定するの?って心配に。

※)実際の発電量は天候や設置条件によって変動するので、最大1000Whというより800Wh程度で見ておくのが良さそう

でも私が調べた「フレキシブル ソーラーパネル 100W」には夫が「電力量が物足りない!」なんて返ってくるし(あれだけいい返事しなかったのに...)。

やっぱりここでも意見が割れました。

「最後の決め手」になったポイント

こうして意見がぶつかりまくった私たちの最後の決定打は、トイファクトリーオリジナルのソーラーパネル220W。

耐塩害性や飛散防止機能があるだけでなく耐風圧にも強いっていう特徴があったんです。夫が「屋根に取り付けるものだから、こういう安全性も大事だよ」と納得の一言。

取り付けには少し手間がかかるけど、
これなら安心感が段違いだし、私も夫も納得できる選択肢になりました。

ちなみに購入するときは家電量販店もチェックしましたが、ポイント還元率が高い通販サイトでお得にポチりました。やっぱり何か買うときは価格も含めてじっくり比較するのが大切だなと思います。

こうして二人で悩みに悩んで決めたソーラーパネルですが、今では「選んで正解だった!」と心から思っています。

ソーラーパネルがあることで、山奥でも災害時でも安心して旅を続けられる感じがします。それに充電が静かで周りに迷惑をかけないというのも素晴らしいポイント。キャンピングカーの旅スタイルがより自由になった気がします。

ソーラーパネル導入後の旅はどうなった?

ソーラーパネルを取り付けた後の旅、最初に感じたのは、「こんなに違うんだ」と驚くくらい快適さが増したこと。

太陽光発電のおかげで電力の心配が大きく減り、心にゆとりが生まれました。例えばこれまでは冷蔵庫や照明を省エネモードにしたりして慎重に使っていたのですが、ソーラーパネルのおかげでこれらを遠慮なく使えるようになりました。

夫の一番の発見はパソコン作業の自由度です。

夫は仕事でキャンピングカー内でもオンラインミーティングや資料作成をすることがあるんですが、それまではバッテリー残量を気にしながらの作業だったんです。でも今では晴れた日はもちろん、曇りの日でも太陽光パネルが私たちを支えてくれます。

しかも静かに充電できるのがやはり嬉しいですね。
キャンピングカー内での環境がぐっと上がりましたよ。

そんな中、1つだけ困ったエピソードがあります。

真夏の日だったともいますが、「もし夜中に太陽が出なくて電気が足りなくなったらどうしよう」と私が急に不安になったことがあります。(何かもう、ソーラーなしでは生きてけないみたいになってしまった私)

夫は「昼間に十分発電したんだから大丈夫!」と笑ってましたけど、心配性の私にはなかなか受け入れられなくて、結局夜中に外に出てパネルを確認してみたり。

次の日は朝からバッチリ冷蔵庫も動いていて私の心配が無用だったことがわかり(夫の顔もニンマリしてた)それからは安心して眠れるようになりました!(笑)

あと旅先の道の駅やキャンプ場で他のキャンピングカー乗りの方たちに「これソーラーパネルなんですか?」と話しかけられることが増えたのも楽しい変化でした。

メーカーロゴが目立つらしくて、
それをきっかけに新しい出会いや会話が続くんです。

キャンピングカー生活ってこういう交流も面白さのひとつですよね。そんなわけでソーラーパネル導入後、私たちはさらにエコで楽しい旅を楽しんでいます!

これから日本一周でソーラーパネルを活用する人へ

日本一周でキャンピングカー生活を始めるなら、ソーラーパネルの活用はおすすめだと思います。

使ってみて気づいたポイントもいくつかあるのでシェアすると、まず当たり前にもなりますが、ソーラーパネルは省エネを意識した旅には欠かせない存在。

太陽光発電を使えば静かにエネルギーが確保できるので、車中泊中でも周囲を気にせずリラックスできます。特にうちのハイエースにはフレキシブルなタイプのパネルを選びましたが、これが軽量で設置も簡単。

結果として「意外とやれるじゃん!」と夫婦で盛り上がりました。

あと、どのソーラーパネルを選ぶかでかなり性能が変わるので、選ぶ時には効果だけではなく耐久性や車の収納事情も考えると良いです。(私は最初気が回りませんでしたが、そこはさすが夫。しっかりチェックしてくれました)

また天気が悪い日はやっぱり発電が少なくなっちゃうんですけど、そんな時のためにエンジン充電や外部電源の準備もしておけば安心です。旅の出始め頃は「なんとかなるでしょ」と軽く考えていましたが、ここは最初から考えておくのがベターだと思います。

晴れた日の充実感はすごいんですね!
電池残量が満タンに近づくと、夫と「どれだけ電力稼げた?」なんて無駄に報告し合ったりして(笑)。そういった楽しみもソーラーパネルならではかもしれません。

またパネルのお手入れも地味に大切です。
砂や汚れがついたままだと発電効率が下がることがあるので、時々掃除するのをお忘れなく。

私たちは晴れた日のキャンプ場で窓拭きついでにキレイにしていますが、これもまた良い時間。 これからキャンピングカー旅を始める方、ぜひ太陽光パネルを利用してエコで快適な生活を楽しんでみてください!

もっと早く導入していれば良かったときっと感じると思います!

まとめ

キャンピングカーにソーラーパネルを設置してから、私たちの旅は大きく変わりました。

いつでも太陽光発電で電力を確保できるおかげで、車中泊中も省エネ機器を安心して使えるようになりましたし、特にハイエースの広々とした空間と相性がよく、旅の自由度がぐっとアップしたと感じています。

ソーラーパネルは、再生可能エネルギーを活用したエコなライフスタイルを実現してくれる頼もしい存在。家に設置する場合には設備投資費を何年で回収できるか、みたいな計算が働きますが、キャンピングカー生活では電気はライフラインで死活問題にもつながるところ。

お金に余裕があれば是非付けてみたいところです。
これから日本一周や車中泊を計画している方には、とてもおすすめです!

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