キャンピングカー生活を楽しむ中で、ふと「これって災害時にも役立つのでは?」と気づいたことが何度もありました。日本は地震や台風など自然災害が多い国ですが、実はキャンピングカーは「家そのものが移動できる」という強い味方になるのです。
災害時には宿泊場所だけでなく、物資の保管や電源供給にも活躍しますよね。我が家も過去には台風に遭遇したことがありましたが、その経験で気づいた備えや注意点もたくさん!
この記事では、キャンピングカーがどのように防災に役立つか、そして私たち夫婦の実体験を交えつつ、楽しくお伝えしていきたいと思います。災害への備えを考えるヒントにぜひ読んでみてくださいね。
キャンピングカーが災害時に役立つ理由
キャンピングカーは、災害時に本当に頼もしい存在です。
日本は地震や台風、大雨などの自然災害が多い国ですが、そんな時こそキャンピングカーが活躍します!例えばプライバシーを確保しながら避難生活ができたり、トイレやフルフラットの寝床が整った車内で快適に過ごせますよね。
また災害時の支援活動の一環として、キャンピングカーが物資運搬や仮設住宅としても利用された事例もあります。特に被災地では避難所の混雑やストレスが問題になりますが、キャンピングカーなら自分たちのペースで過ごせるという点が大きな利点です。
キャンピングカーを防災アイテムのひとつと考える人が増えているのも納得ですね。
キャンピングカー生活の中の防災対策
キャンピングカー生活をしていると、普段から防災意識が高くなるなと実感するんです。でも私たちも最初は何も分からなくて。その場しのぎで何とかしようとすると、慌てるばかりで余計に大変になるんですよね。
ポイントは事前準備と機転
防災対策のポイントは「事前準備」と「機転」。今回は私たち自身が経験から学んだ防災対策についてお話したいと思いますが、まず災害時にキャンピングカーが役立つ最大の理由は“自分だけのプライベート空間”が守れること。
私たち夫婦もこれに何度も救われています。
特に避難所生活が長引くような事態になった場合、キャンピングカーがあると安心感がまるで違うんです。避難所のように共有スペースでプライバシーが極限まで少なくなることって、想像以上にストレスが溜まるんですよね。でもキャンピングカーだったら、自分たちの空間で過ごせるので疲労感も軽減されるんです。
そんな実用性を考えると、普段の生活から備えを意識しておくことが本当に大切だと思います。例えば私たちが常備しているものを少しご紹介しますね。
- 非常時用の水や長期保存できる食料:
水なら5リットルボトルを2~3本常にストック!食料はカップ麺や乾燥ご飯、栄養補助食品なんかも便利です。 - ポータブル電源:
ポータブル電源があると照明やスマホの充電、時には小型電化製品も使えるので便利!災害時には本当に頼りになります。 - 簡易トイレや抗菌シート:
災害時、トイレ問題ってかなり切実なんです。私たちは車内トイレを設置していますが、簡易型があるともっと安心。
さらに重要なのが居住快適性の確保。
例えば夏場の災害では車載クーラーや扇風機が非常に役立ちます。去年の真夏、九州旅行中に台風で急きょ避難生活になったことがあったんですが、車内でクーラーを起動できたので熱中症にならずに済んだんです。逆に冬の備えには断熱シートや毛布、ポータブルヒーターを活用します。
防災マニュアルの確認もしておく
もっと細かい例を出すと、
防災マニュアルや避難所の位置を事前に確認しておくことも忘れずに!
私たちは地図アプリを活用して
近くの道の駅や避難所の場所をピン留めしているんです。
先月も静岡方面への移動途中で急に大雨警報が出た際、この事前調査のおかげでスムーズに安全な場所へ移動できました。
でも実際には想定外のことも起きますよね。
例えば今年初めて経験した長時間停電。真夜中だったんですが、キャンピングカーの走行用バッテリーとポータブル電源を駆使して何とか乗り切れました。正直、電力のありがたみをひしひしと感じましたよ。
他にもペットとの同行避難なんかもテーマとしては重要ですよね。
私たちも猫たちを車内で安全に過ごさせる工夫は常に心がけています。ペット用キャリーケース、ストレス緩和用のおもちゃやペットフードの備蓄など、災害時はペットも不安になるので準備不足は禁物です。
全国的な動きもチェックしておく
災害対策の一環として、自治体や一般社団法人日本RV協会が提供している情報もよくチェックしています。日本は地震や台風など災害が多い国なので、キャンピングカーと災害対策の相性は抜群じゃないでしょうか?特に災害協定の情報を知っておくと安心感が増しますよね。
2023年には埼玉県草加市がレンタルキャンピングカーを災害時に活用する協定を締結したとニュースになったのは個人的にかなり記憶に新しいところですが、全国でもこういった取り組みが広まればいいなぁと感じました。
キャンピングカー生活をしながら感じるのは、日常と非常時って案外隣り合わせなんだということ。だからこそ、普段使わない備品や設備もあるけど、いざというときに役立つと思うと心強いんです。
こうした防災対策、ぜひ皆さんの参考になれば嬉しいです!
キャンピングカー生活で台風に遭遇したら?
台風の時期が近づくたびに、キャンピングカーで生活していると避けては通れない課題があります。それは「台風との付き合い方」。

移動前に最新の天気情報を確認し、安全な場所に避難する判断が重要。
私たちがハイエースでキャンピングカー生活を始めた当初、正直なところ甘く考えていました。風が吹くぐらいで何とかなるだろう、と思っていたんですよね。でも実際に台風に遭遇してからは「キャンピングカー生活はふだんの準備が大事だな」と痛感しました。
ここでは私たちが実際に体験したこと、そして「備え」がどれだけ重要かをお話しますね。
台風が来る前にやること
まず台風が来る前にできる限りの準備が必要です。
私たちはWebで台風情報をチェックしたり、ラジオを活用して早めに動くよう心がけています。あるとき和歌山県のキャンプ場でぼんやりしていたときに、地元の釣り人が「明日、台風直撃だから車ごと移動した方がいいよ!」と教えてくれたことがありました。
その日は急いで近くの道の駅へ移動。夜中に雨風がすごい音を立てましたが、なんとかやり過ごせました。この経験から、地元の人とのちょっとしたコミュニケーションがすごく役立つことを学んでます。
安全な場所を選ぶ大切さ
ちなみに台風のときに避けたい場所もあります。
これはもう基本中の基本ですが、例えば川や海のそば、傾斜地のそば(崖崩れが心配)など、たとえ車の中にいても危なくなる危険性が高い場所。

わたしたちは以前富士五湖の近くで過ごしていたとき、大雨で川が氾濫するかもしれないという情報を得てすぐに移動しました。このとき愛用しているのが車載カーナビとスマートフォンのマップアプリ。
どちらも「洪水警報エリア」や「通行止め情報」が事前に出ていたため、危険を回避できました。でもスマホの電波が入らない山奥や離島などでは難しいこともあるので、防災グッズとしてラジオや紙地図を持っておくこともオススメです。
台風の日の過ごし方
そして、避難した後の過ごし方。
キャンピングカー内は意外と快適ですよ。例えばフルフラットになるベッドスペースは本当にありがたいです。避難所で休むよりもプライバシーが確保されているからストレスが溜まりにくいんですよね。
でも気をつけているのが換気と湿気対策。
台風中は窓を閉めっぱなしにするけれど、湿気でジメジメしてしまうので、除湿器や風通しのいい換気方法を工夫しています。
また私たちのキャンピングカーにはサブバッテリーがついているので、停電にあってもある程度の家電が使えるんです。このおかげで仮に長い時間車内で過ごすことになっても安心感があります。ただサブバッテリーだって万能ではなく、連日の雨なんかで使いすぎると蓄電不足になることもあります。なので、外部電源がつなげる場所にいると心強いですね。
最後にちょっと楽しい話を。
この間の台風の夜、夫が「こんな夜だからこそキャンピングカー飯だ!」と自慢のハンバーグを作ってくれました。電気コンロで手軽に作れるメニューなんですが、外が大荒れでもおいしいご飯が食べられるってなんだか幸せだなあって思いました。
私たち夫婦はこうした「台風の中でも楽しむ技」を少しずつ増やしているんです。
キャンピングカー仲間の事例も紹介
キャンピングカーを通じて出会った仲間たちの中には、災害に備えたユニークなアイデアや経験を持っている方も多いです。
ここではその中のいくつかをご紹介します。
同じ趣味を持つ仲間だからこそ、共有できる学びもたくさんありますよね。
トムさんの災害時の工夫
アメリカを拠点にキャンピングカー生活を送っていたトムさんは、日本を周遊中に台風を経験しました。その時に印象的だったのが、道の駅での彼の備えです。
トムさんは車内に常に非常食を備蓄していて、缶詰やフリーズドライ食品を無駄なく活用していました。彼曰く、
「キャンピングカー生活をしている以上、何が起きても冷静に対応できる準備が必要だ」
とのこと。
特に驚いたのが車の外装に取り付けられるソーラーパネルを応急的な電源確保に活用していたことです。台風で停電になってもしっかり電気が使える姿を見て、私たち夫婦も真似しようと思いました。
災害時の備え、とても大切ですね。
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九州のカップルとの出会い
九州エリアを旅していたとき、私たちはキャンピングカーで生活する若いカップルと意気投合しました。
そのカップルは熊本地震の際、避難所ではなく自分たちのキャンピングカーで過ごしていたそうです。理由は「プライバシーが守られる」というのが一番大きなポイントだったと話してくれました。
避難所はどうしても混雑しがちで、ゆっくり休むことが難しかったそうです。キャンピングカーだと寝るスペースがフルフラットなので、エコノミークラス症候群を防ぐことも大きな利点だと感じたと教えてもらいました。
またペットを連れての生活もスムーズだったようで、猫を飼っている私たちも「なるほど!」と感心しました。
関東在住のファミリーとのエピソード
関東在住で日帰り旅行をよく楽しんでいる一家に出会いました。
彼らは防災意識がとても高く、家の備えだけでなくキャンピングカーにも防災グッズをしっかり装備していました。特に感心したのが災害時用の携帯トイレを車内に常に備えている点。
トイレ事情は避難生活で一番の悩みの種になることが多いと聞いていましたが、その一家は非常時でも快適な時間を過ごせるよう工夫を凝らしているのが印象的でした。
お母さんが「キャンピングカーの生活は楽しいだけじゃなく、備えも同時に考えられるから一石二鳥ね」と笑顔で話されていたのが印象的でした。
どのエピソードからも、キャンピングカー生活が持つ可能性やメリットを感じませんか?災害時だけでなく、普段の生活の中でも何かしらの「備え」を考え、活用することが役立つ時がきっとくると思います!
まとめ
キャンピングカー生活は、災害時の備えとしてもとても心強い存在ですよね。普段の旅行やアウトドアに活躍するだけでなく、非常時にはプライベート空間や宿泊施設としても機能する便利さを、今回は私たちの経験を通じてお伝えしました。
とはいえ、何事も「備え」が大切です。災害はいつ起こるか分かりませんから、例えば非常用トイレや電源設備、水のストックなど、普段から準備をしておけば安心です。また、台風に遭遇したときの対応はもちろん、他の自然災害についても知識を深めたいと思っています。これが最終的には私たちの身を守る力になりますから。
この記事を読んで、少しでも「キャンピングカー生活って楽しそう」だけでなく「災害時にも役立つんだ」と感じてもらえたなら嬉しいです!ぜひ、一緒にキャンピングカーライフを楽しみながら、災害にも負けない準備をしていきましょう!
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